前回のマットレスに続き、今回は周辺アイテムをお手入れしていきましょう。
こまめなお手入れは睡眠環境の改善にもつながります。
シーツなど、一番上に敷くものは直接肌と触れ合うところですのでこまめに洗濯しましょう。洗濯の方法は、それぞれの洗濯表示にしたがってください。
左上から①「ネーベル」、②「シエル プレーン」、③「シエル ストライプ」、④「シエル リンネル」。どれも選りすぐりのコットンやリネンを使用している。
印象的だったのが「シエルプレーン」。驚くほどになめらかで、ずっとほおずりしていたいほどソフト。シーツだけでなく枕カバーも揃えれば、極上の寝心地になりそうだ。
マットレスの上に湿気のコントロールをするベッドパッド、その上に汚れを防ぐシーツを敷くという順番が一般的ですが、お好みで温感・冷感機能のあるベッドパッドを一番上に敷いたり、シーツとパッドが一体になった敷パッドだけを敷くこともあります。
すべてお好みや生活スタイルでお選びいただけますが、肌と触れ合う面は、やはりこまめなお洗濯を心がけてください。
湿気コントロールの役割を果たすベッドパッド。もしこれがシーツの下(肌と触れ合わない部分)であれば、洗濯は数か月に一度で大丈夫です。
意外と思われるかもしれませんが、ベッドパッドの目的は湿気のコントロールなので、定期的に干したり換気を行えば、3~6か月に1度の洗濯で十分です。
その分、日中1~2時間ほどの陰干しをおすすめします。
左:シリカゲル入りベッドパッド「シリカドライパッド」、右:中身がテンセル繊維100%の「スムースパッド」。
シリカドライパッドは湿気だけでなく気になるニオイも吸収。スムースパッドはその名の通り、なめらかで柔らかい触り心地。特にソフトなマットレスとの相性抜群だ。
特選英国ウール100%使用の「ウールパッド」。
吸湿力は他の追随を許さないが、クリーニングでのお手入れが必要。(ご家庭での洗濯不可)
枕はとても湿気がこもりやすいアイテムです。こちらも定期的に陰干ししましょう。
また、羽毛やそばがらの枕など、かたちが崩れやすいタイプのものは、おやすみ前に整えてください。
木製ベッドフレームの場合、表面は柔らかい布でこまめに乾拭きしてくさい。
くわしくは【 木製品のお手入れ ポリウレタン塗装編 】と【 木製品のお手入れ オイル塗装編 】をご参照ください。
革製のベッドフレームの場合、本革は水分を嫌います。日々のお手入れには、乾いた柔らかい布で乾拭きしてください。
また特別なお手入れとして、皮革用液体クリームをご使用ください。
くわしくは【 革製品のお手入れ 】をご参照ください。
布張りのベッドフレームの場合、ほこりを取り除いて清潔な状態にしておくことが布地を長持ちさせるコツです。ブラシがけや掃除機をご使用ください。
くわしくは【 布製品のお手入れ 】をご覧ください。
金属製のベッドフレームの場合、普段は乾いた布で乾拭きしてください。
こびりついたひどい汚れを落とす場合は、金属製品専用クリーナーで汚れを拭き取り、そのあと乾拭きしてください。また、中性洗剤を薄めたものもご利用いただけます。
仕上げは必要に応じて専用ワックスを使用してください。
引き出し付きのベッドフレームはほこりがたまりにくい構造ですが、ときどき引き出しや床板をはずし、ほこりを取り除くと衛生的です。引き出し内の通気や換気にもつながります。
マットレスの下は床板やすのこになっている。
ここを定期的に開けておくと湿気が抜け、ベッドフレーム、マットレスともに快適に使える。
おやすみの際に音鳴りがする場合、ネジが緩んでいる可能性があります。
定期的に、お届け時に付属してくる工具を使用して締めなおしてください。
いかがでしたか?
あるアンケートによると、ベッドルームの掃除頻度はリビングに比べて圧倒的に少ないと言われています。しかしながら、就寝中は免疫が一時的に下がるうえ、寝転ぶためホコリとの距離が近づきます。
ご自身と家族の健康のためにも、こまめなお掃除・お手入れを心がけましょう。
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