MAINTENANCE

2021.10.01

ベッド・マットレスのお手入れ Part.1
マットレス

アイテムカテゴリ ベッド・寝具

現代人の睡眠に対する情熱はすさまじいものがあります。
よい睡眠を求め、マットレスやまくら選びに余念がありません。
ただ、それをきちんとお手入れしているかというと話は別。時間とお金をかけて選んだベストなマットレス。少しでも長く快適に使えるよう、お手入れ方法を知っていきましょう。

〈 マットレス編 〉

まずは、きちんとマットレスにカバーを付けましょう。ベッドパッドとボックスシーツの2つを組み合わせるのがおすすめですが、シーツパッド(敷きパッド)のような1枚で汗をしっかり取ってくれるものもありますので、お好みで選んでください。
マットレス本体は洗うことができませんので、湿気と汚れをコントロールしながら清潔を保つためには必須です。
直接おやすみになると、汗や皮脂汚れにより変色やカビ、ダニの発生の原因になります。

そして特にマットレスが新しいうちは、ローテーションがとても大切です。
ローテーションとは、マットレスの上下(頭側と足側)・表裏を定期的に入れ替えること。これをしていない人がかなり多いのが現状です。
マットレスの寿命はウレタンの寿命といっても過言ではありません。そのウレタンがなるべくよい状態で保たれるには、まんべんなく使っていくことが大切です。

ちなみに、「特にマットレスが新しいうち」と書きましたが、新品のマットレスはまだ体になじんでおらず表面がパーンと張った状態。
ローテーションを行わないと、中身に何ら問題はないものの特によく使う部分のなじみが目立ってしまいます。
新しいうちは3か月に1度、体になじんできたら半年に1度を目安にローテーションをしましょう。

マットレス表面やエッヂテープ部分にたまったホコリは掃除機で吸い取ります。叩いたりせず、優しく扱ってください。

マットレスを清潔に長持ちさせるためには、湿気のコントロールがとにかく大切です。
最初にお伝えしたカバーやパッドもそのためです。
ダニやカビはマットレスが悪いから発生すると思われがちですが、ほとんどが環境要因。ベッドは想像以上に湿気ていると心得て、こまめに換気を行いましょう。

具体的な換気の方法としては、マットレスを立てかけたりフレームからずらして置いておくなどが有効です。
マットレスをなるべく空気に触れさせてください。

このように持ち上げてかべに立てかけると、両面に空気が通りしっかりと換気ができる。

持ち上げるのが難しい場合は、ベッドフレームから横へずらしておくだけでもよい。
なるべく空気と触れる面積を増やすことが大切。

また、普段そんなに時間が取れないという場合は、朝起きた後、コンフォーター(掛け布団)をすぐに直さず足元にたたんでおくのも効果的。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくというのは有名な話ですが、上半身、特に背中からの汗が大半です。
ベッドメイキングをしたい気持ちをぐっと抑え、ベッドの湿気をできるだけ取っておきましょう。

電気毛布はあまりお勧めできません。
というのも、マットレスの中にふんだんに使われているウレタンは熱によって劣化していきます。
どうしても使用したい場合は短時間にしておきましょう。

いかがでしょうか。マットレスのお手入れはシンプル、湿気コントロールとローテーションです。
こんなにシンプルでありながら、これをできている人はすくないのではないでしょうか。
道具いらずで今から簡単に始められる内容です。ぜひすぐにチャレンジしてみてくださいね。

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ベッド・マットレスのお手入れコラム 目次(全2回)

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