2023.12.13
人は人生の中でいったい何枚のアートに巡り合うのでしょう。 人生の転機に運命的な出会いをした絵。海外のアンティークショップで見つけた掘り出しもの。街角のギャラリーで偶然見つけたお気に入りの1枚。
そうやって集めたアートはその時々のあなた自身を映し出す鏡のようなもの。
そんなお気に入りの作品を飾るためのヒントをご紹介します。
アート:(左上)ジャン・フォートリエ 「裸婦」、(左下)キム・ジンホ 「SUNGWON」、(中央上)松尾 慎二 「籠」、(中央下)国本 泰英 「猿 歌川国貞”猿引・中村歌右衛門より”」、「PORTRAIT」、(左上)ジュリアン・オピー 「Ruth Smoking 1」、(左下)山本 容子 「Bitter Sweet」
サイドテーブル:BRICK S/M(ジェルバゾーニ)
ベンチ:FREJA BENCH PAPER CORD SEAT(ステラワークス)
作風やサイズ、色合いなどの組み合わせを気にせずに、お気に入りの作品を壁にかけてみる。すると、1枚で飾った時とは一味違う世界が生まれます。アートを手に入れた時の思い出と共に作品同士が呼応し、思い出を味わいながら自分の歴史を振り返る。そんな時間が生まれるかもしれませんね。
アートを掛ける壁だけに色をつけたり壁紙を変えたりすることで作品が協調され、アートギャラリーのような空間がつくれます。
アート:松尾 慎二 「ランプ」
キャビネット:DOWRY CABINET 2(ステラワークス)
テーブル:REN DINING TABLE(ステラワークス)
チェア:TAYLOR DINING CHAIR(ステラワークス)
腰高サイズのキャビネットはアートを飾るのに絶好の家具と言えるでしょう。
キャビネットの中央に作品を配する王道の吊り方も美しいのですが、敢えて左右どちらかにアートを寄せて吊り、空いた場所に飾り棚を取り付けることで、グリーンやオブジェなどとも飾る場所ができます。すると壁面全体のバランスが良くなり、オブジェなどの立体作品があることで壁面に奥行が生まれ見るものをぐっと惹きつけます。アートを変えるごとに、オブジェも変えてみる。そこはもうあなただけのギャラリーです。
アート:(左)ジャン・ティンゲリー 「メタマチック no8」、(中央)松尾 慎二 「セーター」、(右)伊藤 昭久 「A TOMATO」、(棚上左から)トホ 「ツチマザー」、「雲原土偶」、「眼鏡原土偶」、「雲皿」、「六方原土偶」、「ツチハナ」
キャビネット:STANDARD COMPOSITION CABINET(タイム アンド スタイル)
楢材の木目が美しいキャビネットには、セーターが描かれた素朴なタッチの作品と暖色系の色使いが温かみを感じさせる作品を合わせます。キャビネット上には、アクセントとして“土”の質感を存分に感じられる陶器の作品を合わせました。木、土、紙という自然素材で構成された空間には、作品同様に穏やかな空気が流れます。籠や布などの雑貨と一緒にコーディネートすると更に味わい深い空間になるでしょう。
アート:畑 直幸 「Untitled color」
キャビネット:PASTEL COMPOSITION CABINET(タイム アンド スタイル)
色鮮やかなこの作品はデジタル処理を一切していない写真のアート作品。光を駆使し、自然界にはあり得ない世界を作り出しています。写真特有の艶のあるこの作品には、オフホワイトの鏡面仕上げのTVボードを合わせました。作品が持つ艶やかな質感と家具の光沢が相まってアバンギャルドでありながら上品な空間を作ります。グレーガラスのフラワーベースや漆黒のオブジェなどでシーンを引き締めれば、より洗練された印象になります。
アート:サイモン・パターソン 「Nicolaus Copernicus」、「Isaac Newton」、「Albert Einstein」
キャビネット:HALLER(USMモジュラーファニチャー)
ソファ:ROSETPRADO(リーン・ロゼ)
真っ白なキャンバスには偉人の名前だけが描かれている。これは絵画なの?という人もいるでしょうが、ある意味、現代の肖像画と言えるかもしれません。会ったことも無い偉人に思いを馳せぼんやりと時を過ごす。そんな時間もアートの楽しみかたの一つです。
究極にシンプルなこの作品には直線的で無機質な家具(USMハラー)を併せ余計な色を入れないワントーンでまとめます。ソファも薄いマットグレーの張地を選び、黒いサイドテーブルや大理石の質感でアクセントをつけることで寒々しくならず落ち着いた空間がつくれます。
アート:ジュリアン・オピー 「Ruth Smoking 4」
テーブル:BLINK CAFÉ TABLE STONE TOP(ステラワークス)
チェア:INDUSTRY DINING ARMCHAIR(ステラワークス)
ランジェリーのまま堂々と真正面を向きタバコをくゆらす女性。「省略の美」とも評されるオピーの作品は、単純化された線で描かれているにもかかわらずモチーフのもつ魅力や特徴を良くとらえています。女性が持つ強さとしなやかさ、そして都会的で洗練された印象を受けるこの作品には、インダストリアルな鉄脚と大理石の組み合わせが美しいテーブルとベルベット生地がエレガントな女性らしさを感じさせる椅子をコーディネート。この椅子に座るのはきっとクールで知的な女性かしら?
今回ご紹介したアート作品は2023年12月26日までコンフォートQ阪急うめだ本店7階で展示販売しています。また、十三ショップでもアートイベント開催中です。ぜひお店であなたの感性を刺激する一点を見つけてください。
コンフォートQ 阪急うめだ本店7階
〒530-8350
大阪市北区角田町8番7号 阪急百貨店うめだ本店7階
営業時間:10:00~20:00
TEL:06-6361-1381(阪急百貨店うめだ本店 代表番号)
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