スタイルブック
佇まいに美が宿る、北欧のモダンクラシック
2020.12.1
《メイヤーソファ》はデンマークデザインの巨匠であるアルネ・ヤコブセンが、旧友と共同設計したソレロド市庁舎のために制作したもの。彼の代表作の一つである《セブンチェア》(1955年デザイン)が成型合板と金属脚で構成されているのに対し、《メイヤーソファ》は無垢の木材と木工技術にデンマークの伝統文化が活かされています。市庁舎では婚姻届けを提出するカップルたちが座ったのだとか。ヴェルベットの張地やボタン留めのロマンティックな仕様も、簡潔なフォルムとの調和で清楚に感じられます。〈アンド・トラディション〉により復刻されました。