LIFESTYLE

2023.01.24

クリスチャン・フィッシュバッハ③ スイスリネンのスペシャリティを知る

《 アイテム紹介 》

選びきれないほど多くの美しいデザインがあるクリスチャン・フィッシュバッハ。そのコレクションの中からおすすめをご紹介していきます。

・2021年AWのコレクションからは、ブランドブックの表紙にも使われている「Florence C52」をご紹介。
まるで絵画のような、筆の運びまでをも想像してしまうこのデザインは、まさにクリスチャン・フィッシュバッハの真骨頂といえるでしょう。

絵画として飾りたくなるほどの美しさは、クリスチャン・フィッシュバッハのデザインとそれを実現させる技術の結晶だ。

・同じく2021年AWコレクションに仲間入りした「Trend 21/22」は今までになかったカラーチャート。一見するととっつきにくそうなカラーリングですが、鮮やかな発色はアクセントカラーにぴったり。また、サテン織り、ニット編み、どちらの質感も揃っているため、シーツ~スローまでトータルコーディネートをすることも。

サテン織りの生地とニット編みの生地。本来ふんわりとした仕立てになるニット編みは発色が劣ることが多いが、クリスチャン・フィッシュバッハのアイテムならこの鮮やかさ。

・アトリエコレクションの「Javari」は、繊細なタッチ・精密な描写に心を打たれるボタニカルデザイン。ともすると派手になりがちなイエローですが、ベースがホワイトのためその他のファブリックと合わせやすく、ベッドルームに遊びをもたらしてくれるでしょう。

生い茂る木々や鳥たちが、いまにも動き出しそうなほど躍動感にあふれる描写は圧巻。

・モーメントコレクションはシンプルで、まだまだベッドルームの設えに不慣れな私たちにぴったりです。そのなかでも「Satin Minimal B45」はパイピングに明るいカラーをチョイスすることで、部屋とのマッチングはもちろん、リネン同士でのカラーコーディネーションを簡単に楽しむことができるシリーズです。

品質の良さが際立つホワイトのコットン生地に、カラフルなパイピングが映える。このほか寒色系のラインアップも。

・モーメントコレクションからは「Le Petit Bourdon」もおすすめです。くすみがかったベースカラーに額縁のように入った刺繍が、私たち日本人の控えめながらも上質なものを求める心情にマッチすること間違いなしでしょう。

グレイッシュなブルーという絶妙な色出しは、私たち日本人の好みにぴったり。 この他、淡いベージュやグレーなど、インテリアに合わせやすいカラーバリエーションを揃えている。

・クリスチャン・フィッシュバッハの最高峰のコレクション「Luxury Nights」。まさにラグジュアリーという名を冠するにふさわしいラインナップです。

(上)BLOOM 355はサテン生地とポプリン生地、2つの手触りから選ぶことができる。
(下)ARABESQUE A83 にはオリジナルの刺繍をいれることができる。結婚・出産のお祝いやアニバーサリーなど、思い出のひと品に最適。

この他にも様々なデザイン・カラーのラインアップがあり、どれも一見の価値ありです。すべてオーダーのため時間がかかりますが、好きな色柄を欲しいサイズで作り上げることができるのは、テキスタイルメーカ―だからこそできること。完成を待つ間のわくわく感もぜひ楽しんでみてください。

明るい色柄からシックな刺繍細工まで、幅広いデザインがクリスチャン・フィッシュバッハの魅力。
そして、そのどれもが最高の触り心地だ。

《 環境への取り組み 》

ヨーロッパのブランドは環境問題に敏感です。そしてそれはクリスチャン・フィッシュバッハも例にもれません。
上質な眠りを提供するために、ベッドリネンに関しては厳選したコットンやシルクを採用しています。これらのアイテムへのリサイクル素材の使用は難しいものの、クリスチャン・フィッシュバッハの人気アイテムであるカーテンや椅子張りファブリックには、廃棄プラスチックから作られたリサイクルポリエステルが使用されたアイテムがあるのです。

「海洋プラスチック問題」に関して、聞いたこと見たことがある人も多いのではないでしょうか。ウミガメや海鳥たちのからだに残酷に巻き付く廃棄された釣り糸。プラスチックごみを誤って飲み込んでしまったために、食料を食べれなくなり弱ってしまったクジラ。その余りのショッキングで痛々しい映像に、世界中がこの問題の深刻さを実感しました。
しかしながら、日本は2018年のG7サミットで採択された「海洋プラスチック憲章」に署名しませんでした。国際的な批判を浴びたこの一件は、日本が環境問題へなおも後ろ向きであるという姿勢を明るみに出したできごとでした。

一方でクリスチャン・フィッシュバッハの「BENU®Seaコレクション」は、SEAQUAL® YARNを使用したカーテンコレクションです。SEAQUAL® YARNとは廃棄された海洋プラスチックをアップサイクルしたポリエステル糸*。それを使用したカーテンコレクションは新しく作られたポリエステル製カーテンと全く見劣りすることなく、むしろ独特の美しい風合いを備えています。

*海洋プラスチックをアップサイクルした原料を約10%、廃棄された使用済みPETを原料としたものを約90%使用した糸。

この海洋プラスチック問題への取り組みをかたちにした「BENU®Seaコレクション」が発表されたのは2020年ですが、環境問題への取り組み自体はリサイクルファブリックのコレクション「BENU」として約10年前からスタートしています。

さらに、スイスアルプスの山懐に抱かれた街、スイス・サンガレンに拠点を構えるブランドらしく、使用後の水を徹底して浄化・排水する取り組みや、一部の工場では使用する電力を100%ソーラーエネルギーでまかなうという取り組みも行われています。

日本とスイスの国交150周年を記念して作られた特集雑誌には、テキスタイルのスイス代表としてクリスチャン・フィッシュバッハが掲載されている。

日本とスイスの国交が始まってから約150年**。外国のブランドとしていち早く日本に進出したクリスチャン・フィッシュバッハは、美しいファブリックの魅力を日本へ伝え続け、2021年で50年という節目を迎えました。
まだまだインテリアがライフスタイルの一部になり切れていない日本ですが、このコロナ禍でその考えが変わった方も多いのではないのでしょうか。

思わず人を招き入れたくなる、そんなベッドルームを設えるという暮らし方を始めてみませんか。
まずはお気に入りの1枚を見つけることからスタートしてみましょう。

**日本とスイスの国交は、1864年2月6日、第14代将軍徳川家茂(1846~66)とスイス連邦との間で最初の修好通商条約が締結されたことにより確立されました。

取材協力

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クリスチャン・フィッシュバッハ スイスリネンのスペシャリティを知る目次(全3回)