LIFESTYLE

2022.11.29

フィスバこだわりのファブリックを知る
クリスチャン・フィッシュバッハvol.2

《 素材へのこだわり 》

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

クリスチャン・フィッシュバッハのベッドリネンに触れたことはあるでしょうか。
デザインもさることながら、クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さには誰もが驚くことでしょう。
表面の凹凸を抑えたサテン織りにこだわった布地は、まるでシルクのように艶々と輝き、その柔らかさのおかげで吸い付くように肌へと一体化します。

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

サテン織りの布地を拡大鏡で覗いてみると、その滑らかな織りがよくわかる。

そして最近は販売するブランドも多くなったニット編みのシーツ。ニット編みであるにもかかわらず、こちらも素晴らしい艶が。
触り心地は驚きの滑らかさで、もちろん薄手で軽く、肌にぴったりと寄り沿うようです。

ちなみに著者は、13年ほどインテリアに携わっていますが、ここまでなめらかで艶やかなベッドリネンに出会ったことがありません。

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

ニット編みであるにもかかわらず、柔らかなつやを放つ生地。

それもそのはず、クリスチャン・フィッシュバッハのコットン製ベッドリネンは「スイスコットン」で作られています。
スイスコットンは世界の綿花の中でも特にハイグレードな超長綿*(北米のスーピマ、またはエジプトコットンを使用)を、スイス国内で紡績・染色・仕上げたもの。
スイスの紡績技術は世界でトップクラス。その技術で仕上げられたコットンは、細くて強い、なめらかな糸に仕上がるのです。

細くて強い糸で織られた布は、薄くてしなやかな生地に仕上がります。軽く、まるで何もまとっていないような感覚の生地で仕立てられたベッドリネンは、眠っている間のストレスからの解放を約束してくれます。

*超長綿…繊維の長さが35mm以上のコットンのこと。一般的なコットンの繊維は約21mmで、比較すると圧倒的に毛羽立ちが少なく強度も高い。

(上)製品になる前のコットン。軽くて滑らかだ。
(下)スイスコットンの認定証。

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

また、このように上質なスイスコットンで織り上げられた布地を、さらにマーセライズ加工することで、より毛羽立ちの少ない艶やかなベッドリネンへと仕上げていきます。
マーセライズ加工とは、糸や布の表面に出ている毛羽をアルカリ溶液で処理する加工。 これを施すことで、表面に一層のツヤが出て、そして触れたときの滑らかさが一段と増すのです。
美しく輝く健康的な髪と同じく、表面を整えるひと手間はクリスチャン・フィッシュバッハの品質を保つ上では欠かせない工程です。

ちなみに、すべてのフィスバのベッドリネンコレクションは、世界最高水準の繊維安全基準である「エコテックス®スタンダード100」を取得しています。
残留ホルムアルデヒドが乳幼児基準をクリアすることはもちろん、発がん性物質、アレルギー誘発物質、残留農薬など、有害基準に対する厳しい基準もクリアしていないと認定されない規格です。
この規格は少しでも基準を下回ると認定が取り消される極めて厳しいもの。たゆまぬ企業努力が品質と安全性へのこだわりに現れています。

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

実は日本の安全基準より厳しいものが世界には多く存在する。エコテックス®スタンダード100認証はそれら世界の厳しい基準をカバーできる世界最高水準の安全基準を採用している。

《 デザインへのこだわり 》

フィスバこだわりのファブリックを知る_写真中央が6代目C.E.O.マイケル・フィッシュバッハ氏の妻であり、アートディレクターのカミラ夫人

写真中央が6代目C.E.O.マイケル・フィッシュバッハ氏の妻であり、アートディレクターのカミラ夫人。

クリスチャン・フィッシュバッハのスイス本社には、デザインスタジオが設置されています。クリエイティブなデザインは、ここから生み出されます。 このスタジオには専属のクリエイターたちが所属し、ファッション業界に負けずとも劣らないスピードで時代のトレンドをベッドリネンへと反映させています。
ベッドリネンは毎年、春夏コレクション・秋冬コレクションが発表され、それらは定番品を除き、シーズンスペシャルとして発表・販売されています。

クリエイターたちを取りまとめるのは、C.E.O.マイケルの妻でありアートディレクターのカミラ夫人。彼女の旅先でのインスピレーションや想いをクリエイターたちが形にしていきます。

ここ数年は世界的にボタニカルなモチーフが流行になっていますが、クリスチャン・フィッシュバッハでも南米やアフリカの自然や動物たちをモチーフにしたアイテムが多く発表されています。
これらもすべて、カミラ夫人がそれぞれの土地を旅した時のインスピレーションから来たもの。そのようなインスピレーションや想いを、クリエイターたちと共に形にしていく作業はオリジナリティあふれるブランドのまさに根幹といえます。

そして忘れてはならないのが、この美しいデザインを形にする工場の存在です。世界の一流メゾンが、こぞって制作を依頼するプリントの工場やニット工場と長い付き合いのあるクリスチャン・フィッシュバッハ。その素晴らしい技術のおかげでクリエイティブなイマジネーションは実現されているのです。
これらの工場とは、一朝一夕で関係が築けるものではありません。創業から200年という長きにわたり一貫して素晴らしいアイテムを作り上げてきた実績から、このような技術をもった工場とパートナーシップを組むことができるのです。

フィスバこだわりのファブリックを知る_クリスチャン・フィッシュバッハのクオリティの高さ

ご紹介してきた品質やデザインへのこだわりは、すべて満たされた心地よい眠りのためのもの。
クオリティの高いコットンは寝床内の温度と湿度を適切に保ち*、なめらかな肌ざわりで私たちを癒します。
また、自身が選んだお気に入りのデザインのベッドリネンは、見るたびにハッピーな気持ちを与えてくれ、満足感に包まれながら眠りにつくことができるでしょう。
心身ともに心地よいと感じるベッドリネンを選ぶということは、わたしたちのライフスタイルを大きく格上げしてくれる重要なファクターなのです。
そしてその選択肢として、クリスチャン・フィッシュバッハのアイテムはまさに理想的と言えるでしょう。

*ベッドルーム内の適切な温度は、冬季15℃、夏季25℃、湿度は50%と言われている。通気性の悪い素材のベッドリネンやデュヴエなどを使用すると、ベッドルーム内の環境を整えてもベッドの中の温度・湿度が上がりすぎ、不快に感じることも。

次回はクリスチャン・フィッシュバッハのアイテムからおすすめをご紹介していきます。

取材協力

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〒542-0085
大阪市中央区心斎橋筋1-9-17エトワール心斎橋7F
TEL:(06)6281-0215
予約制
予約サイト:https://reserva.be/christian_fischbacher_osaka
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フィスバこだわりのファブリックを知る クリスチャン・フィッシュバッハ(全3回)

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