世界中で認められた北欧名作家具は、空間に馴染む普遍的なデザインで実用性も高く、いつの時代も愛されてきました。今回は創業順に、コンフォートQにてお取り扱いのある北欧インテリアブランドをご紹介いたします。

Fritz Hansen｜フリッツ・ハンセン　1872年

1872年、デンマークにて創業。以来、長年に渡って一流の国際的デザイナーと協力し、時代を先取りした彼らのコンセプトに命を吹き込み、空間を生まれ変わらせてきました。
大きく2つのコレクション(クラシック・コレクション / コンテンポラリー・コレクション)を持ち、クラシック・コレクションを構成しているのは、アルネ・ヤコブセンが創造したエッグチェアとスワンチェアをはじめとする著名なデンマーク人建築家やデザイナーによるアイコニックな家具の数々。コンテンポラリー・コレクションには、ハイメ・アジョン、ピエロ・リッソーニなど、今日最も刺激的で国際的にも高い評価を受けている現代のデザイナーたちによる新しいデザインの家具やアクセサリー小物が揃っています。

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Carl Hansen & Søn｜カール・ハンセン＆サン　1908年

デンマーク、オーデンセにて、創始者であるカール・ハンセンが自身の名を付けた家具工房を開業して始まりました。創業時は城や貴族の家のためのクラシック家具を作っていましたが、1949年以降はデンマーク家具デザインの巨匠 ハンス J. ウェグナーとのパートナーシップにより、代表作の CH24(通称：Yチェア) をはじめ数々の名作を発表。それらは大きな反響を呼び、現在に至るまで継続してカール・ハンセン＆サンで製作されています。
ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、ポール・ケアホルムなど、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。

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Fredericia｜フレデリシア　1911年

デンマーク、フレデリシアにて創業。当初は高いクラフツマンシップを誇るソファメーカーとして知られていましたが、1950年代に専属デザイナーとしてボーエ・モーエンセンを迎え、デンマークソファの原型ともいえる 2213ソファ や スパニッシュチェア など数々の名作を発表します。
常に最高品質を追求してきたフレデリシアは、モーエンセンのクラシックコレクションのみならず、新進気鋭のデザイナーたちとも多くの作品を手掛けており、時代を超えた新しいコーディネーションを生み出しています。

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PP Møbler｜PPモブラー　1953年

ハンス J. ウェグナーとともに生み出した匠の技とクラフトマンシップが結集した、歴史的な名作を製造し続けるデンマークにある工房です。ウェグナーのオリジナルデザインと哲学に忠実でありながら、持続可能な環境への配慮と高品質を両立させた家具作りをしています。
自社工房で全工程を手掛けており、優れた職人の手仕事によって高品質な家具を製造。ハンス J. ウェグナーのデザインとPPモブラーの職人たちの妥協を許さない生産技術が融合し、歴史に名を刻む傑作が生まれ続けています。

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Kitani｜キタニ　1967年

北欧のデザイナーやその親族とパートナーシップを結び、現在、本国においても製作されていない北欧名作家具をライセンス生産しています。写真はエリザベスチェア。北欧デンマーク家具にある美しさ、厳選された素材、手抜きのない高度な職人の技術、それらの結集がブランドの原点です。手掛けるライセンス製品は単にデザインを復刻したものではなく、ものづくりの中に北欧と日本の技法を取り入れ、厳選した良質の木材を中心に素材を最大限に生かしたものづくりから生まれます。今ではデンマークの技術を伝承する一翼を担う日本の家具メーカーです。

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House of Finn Juhl｜ハウス・オブ・フィンユール　2001年

フィン・ユールの夫人、ハンネ・ウィルヘルム・ハンセンよりフィン・ユールの家具の製造と復刻生産に関する専有権を得たブランドです。フィン・ユールは前例のない彫刻家のような思考で家具を形作り、同時代のモダニストとは対照的な有機的で自然な形を目指しました。今日、フィン・ユール特有のコレクションは40種類以上の作品から成り立っており、そのすべては高い品質を保ち最上の敬意を払い製造されています。

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muuto｜ムート　2006年

ピーター・ ボーネンとクリスチャン・ビエによってデンマークのコペンハーゲンで創立。ブランド名はフィンランド語で「新たな視点」を意味する"muutos"に由来します。その名の通り北欧デザインに新しい考え方を取り入れたムートは、最前線で活躍するデザイナーを積極的に起用し、これまでにないスカンジナビアデザインを見据える新しいブランドです。
伝統的な北欧デザインの美しさ、機能性、クラフトマンシップに根ざしながらも、先進的な素材や技術と大胆な発想力で、家具、照明をはじめインテリア雑貨まで、幅広いコレクションでスカンジナビアデザインに新風を巻き起こし、国際的に高い評価を得ています。

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Artek｜アルテック　1935年

アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルトら4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、フィンランド、ヘルシンキで設立されました。アルテックのコレクションには、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。社名の由来はアート(芸術)とテクノロジー(技術)という1920年代に沸き起こった国際的なモダニズム運動のキーワードを掛け合わせた造語です。

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＆Tradition｜アンド トラディション　2010年

色あせないクラシックさと新しい感性によって生み出されたモダンデザインを融合させたデンマークのインテリアブランド。1930年代から現代までにデザインされた家具や照明器具に加え、世界的に高い評価を得ているデザイナーたちによるオブジェなど、他のブランドとは一線を画す独自のデザイン・ポートフォリオを取り揃えています。 1930年代に、アルネ・ヤコブセンや、ヴァーナー・パントンなどが発表したマスターピースから、ハイメ・アジョン、スペース・コペンハーゲンなど現在最前線で活躍するクリエイターのデザインアイテムまで、年代を超えたラインアップも特徴の一つです。

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OVERGAARD & DYRMAN｜オーバーガード & ディルマン　2013年

ジャスパー・オーバーガードとクリスチャン・ディルマンによってデンマークにて設立。職人の技巧から多くを学び取り、細部に至るまで洗練さを見出すことに情熱を注いできました。伝統的な技巧と最新のテクノロジーを組み合わせることで、過去には製作しえなかったプロダクトを生み出します。
2014年に発表したファーストコレクション "Wire Collection"は伝統的な馬具作りと鉄工技術にインスパイアされたチェアは、レザーとワイヤーという異なる素材を組み合わせ、その魅力を最大限に引き出すことでどこから見ても美しいデザインに仕上げられており、北欧ならではの機能美を体現しています。

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最後に照明ブランドをご紹介。

Louis Poulsen｜ルイスポールセン　1874年

デンマーク、コペンハーゲンで設立。デンマーク人の著名なデザイナーたちとコラボレーションし、卓越した光を提供するタイムレスで高品質な製品を生み出しました。ブランドの製品は、積年の照明デザインの伝統に基づき厳選された高品質の素材が使用され、長年にわたり優れた灯りを提供するように作られています。
ルイスポールセンは長年にわたり、単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたち作ってきました。機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。

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LE KLINT｜レ・クリント　1943年

デンマークを代表する王室御用達の照明ブランド。創業から変わらずデンマークにある工房で、ブランドが誇るデザインのDNAを守り続けながら、現代の暮らしに寄り添う灯りを、職人の手仕事によって生み出し続けています。
1901年、レ・クリントの原点となるプリーツのシェードが日本の折り紙をヒントとして作り出されました。規則的に続く折りは美しい陰影を生み出します。その後、美しいあかりを普及させるために会社が設立され、「デンマーク家具デザインの父」とも呼ばれるコーア・クリントによって、レ・クリントは世界的ブランドまで成長していきました。長く厳しい冬を過ごす北欧の生活の中で磨かれてきた伝統の技術やデザインは、時代を超えて今も大切に受け継がれています。

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