フェア
2022.02.05
開催期間:2022/2/5(土)~2022/2/23(水・祝)
開催場所:コンフォートQ 阪急うめだ本店7階
ミーリー工房は、力強く創造性に溢れた遊牧民の絨毯を原点に、現代において伝統と革新性を融合した絨毯を製作しています。
意味深い文様や物語を持った意匠は、生き生きと語りかけ、私たちの暮らしを豊かに彩ります。
ユーモラスな動物やたくさんの植物、不思議な模様たちが表現しているのは、美しく豊饒な庭園=ユートピアへの普遍的な願い。
使用されている弾力に富んだ手紡ぎの羊毛糸は艶やかで優しい肌触りです。
草木染のみずみずしさは唯一無二。ミーリー工房のラグは心に安らぎをくれる、極上のアートです。
ぜひご覧ください。
5代にわたって1820年から今日まで、ミーリー家は手織り絨毯の仕事に携わってきました。
上質なアンティーク絨毯の鑑定士かつ販売をしており、当初、アラブ諸国だけに絨毯を輸出していましたが、1950年頃からスイスを中心にヨーロッパ諸国にも輸出をするようになりました。
1988年に自ら上質な絨毯を作るための研究を始めます。だんだん廃れていった昔ながらの、染め、織り、柄を研究し、徹底した関わりの中で、各地方の伝統的な手法を復活させ、自らの指揮で上質な絨毯を作ることに成功したのです。1997年には、世界のどこにも類を見ない大々的な草木染の施設をシラーズに完成させました。
5代目のラズィー氏を中心としたミーリー家の絨毯への情熱がアンティーク絨毯の復元を成功させ、そしてより上質な絨毯を生み出したのです。実績は高く評価され、5枚のミーリー工房の作品がロンドンのビクトリア・アンド・アルバート博物館に、21枚の作品はイラン絨毯博物館に納められるようになりました。
1994年には世界最高の手織り物を作ったとして、ベシム・オスカー賞を受賞しました。