ひとことにお手入れといっても、方法がわからないと大切な照明にダメージを与えてしまいます。
長く愛用していくためにも、素材にあったお手入れをしていきましょう。
真鍮で究極にミニマムかつシンプル
Lola T(テーブルスタンド)
Brand:Catellani&Smith
137,500円(税込)
未コーティングの無垢真鍮。
経年による色味の変化がある状態
真鍮製の家具や照明はあまり一般的ではありませんが、その独特の輝きや金色から時間とともに変化する様子がとてもあじわい深い素材です。
その昔、イギリスの貴族の家には真鍮のキャスターがついたソファが置いてあり、それがピカピカであるということが富の象徴だったといわれています。
というのも真鍮は皮脂や汗に弱く、すぐに黒ずんでしまいます。つまりピカピカである=しっかりお手入れができる優秀な召使がいる、ということなのです。
話を現代に戻しましょう。さすがに、わたしたちはお手入れを召使にまかせるわけにはいきませんから、真鍮のお手入れ方法を覚えておきましょう。
お手入れに使うアイテムはこちら
説明した通り、真鍮は皮脂や汗にとても弱い素材です。ですので、大事なことは「素手で触らない」ということ。
自転車のライトにインスパイアされたフロアスタンド
CicloItalia F(フロアスタンド)
Brand:Catellani&Smith
264,000円(税込)
お手入れのあいだは白手袋をしておきましょう。
(ちなみにゴムとの相性も悪いので、ゴム手袋ではなく白手袋がおすすめです。)
ステップは簡単。
① たまったほこりをはたきで落とす
② 柔らかい布で軽く拭く
水分は厳禁なので水拭きはしないようにしましょう。
また、市販の研磨用クリームもお使いいただけますが、元の風合いとは変わってしまうこともありますので、注意しながらお試しください。
ベッドサイドのランプなど、ソフトで柔らかな光が魅力のファブリックセード。
ファブリックと言っても、コットンやシルク、麻やポリエステルなどその素材はさまざまです。
プリーツが美しいテーブルスタンド
Danona mini
Brand:bover
70,400円(税込)
こちらは基本的に、はたきでホコリを落とすのみ。 水拭きをしたり洗剤を使ってしまうと変色や変質の恐れがあるので、なるべく避けるようにしましょう。
カラーリングがユニークなフロアスタンド
参考商品
お手入れはいたってシンプル。しかしながら、案外これをできていない人が多いのではないのでしょうか。 (寝室はリビングに比べてお掃除の頻度が低い、というデータもあります)
ホコリを長期間放置してしまうと、ファブリックの繊維に絡みついてしまい、ますます取れなくなるとい悪循環に陥ります。
そうなる前に、日々のこまめなお手入れを癖付けてくださいね。
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照明のお手入れコラム 目次(全3回)