フィン・ユールは1953年にこの椅子をダイニングチェアとして、また読書用の椅子としても使えるようにデザインしました。この椅子はフィン・ユールの考える”様々な姿勢で座れることの重要性”をシンプルなダイニングチェアの中で表現しています。普通に座ってももちろんのこと、後ろ向きに座っても笠木が肘掛となり快適なすわり心地を提供してくれます。
彼のデザインの中で初めて量産をイメージした椅子ですが、背座が浮いたように見える構造や、濃淡の木材のコンビネーションは他のデザインと同様の特徴として見られます。また、笠木のオーガニックな形状、一枚の中に木材のコンビネーションを使うなどディテールへの一貫したこだわりも見ることが出来ます。
彼のデザインの中で初めて量産をイメージした椅子ですが、背座が浮いたように見える構造や、濃淡の木材のコンビネーションは他のデザインと同様の特徴として見られます。また、笠木のオーガニックな形状、一枚の中に木材のコンビネーションを使うなどディテールへの一貫したこだわりも見ることが出来ます。