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Time & Style
削る、刷る、縫う、かたちづくる
― 住まいに物語を添える、4人の手仕事
2025年11月27日から12月22日の期間、阪急うめだ本店7階「コンフォートQ」にて、人気恒例イベント『LIVING with ART』が開催されました。 今回の「LIVING with ART 2025 手の温もりを感じるアート」では、木彫、銅版画、刺繍アート、陶芸といった異なる技法を用いる4名の作家を特集。いずれも手仕事ならではの温かみと個性が光る作品が、上質なインテリアとともに展示されました。 イベント時の写真とともに、展示作品をご紹介いたします。  出展作家名 ※五十音順 01|関口 恵美(木彫家) 02|本村 綾(銅版画家) 03|森本 凌司(刺繍アート作家) 04|toho(陶芸家) 関口 恵美 Emi Sekiguchi 素材の生命感を引き出す木彫表現 楠(くすのき)を素材とした木彫作品を展示。木の自然な表情や質感を生かし、温かみと確かな存在感を備えた立体作品が並びました。 表情豊かな果物シリーズは、柿をはじめ、りんごや梨、キウイなど、さまざまなモチーフで制作されています。木目を生かした彩色と、平刀で丁寧に削り出された細かな面が連なり、光を受けることで果物の瑞々しさや生命感が際立ちます。 目のあるサクランボが飾られた、カラフルな《片想いプディング》シリーズのように、かわいらしさの中に不思議さや、奇妙さを感じさせる作品も。作品との「見る/見られる」関係性が生まれることで、鑑賞者の意識を引きつけました。 少女像ではあえて手を作らず、「言いたいのに言えない」子どもの感情を表現。恥ずかしさや悲しみ、怒り、寂しさといった本心を胸の内にしまい込み、スカートが風に揺れる造形からは、目に見えない気配や時間の流れが感じられ、ポップな色彩の中に、ふとした儚さが漂います。 本村 綾 Aya Motomura 日常にそっと寄り添う銅版画 繊細な線と柔らかなトーンで、日常の一場面を切り取る銅版画作品は、どこか不思議で穏やかな空気をまとい、観る人の心にそっと寄り添います。 《おかしな午後》では銅版画をベースに、ほぼ一度しか刷ることのできないモノタイプの手法を採用。刷りの上からパステルや色鉛筆で色彩を重ねることで、偶然性と手描きの温かさが共存する奥行きのある表現を生み出していました。 犬のイラストをモノトーンで表現した作品シリーズも。さまざまに描かれた犬たちは、いずれも穏やかな表情でたたえ、愛らしさを感じさせます。シンプルで温かみのあるデザインは空間を選ばず、暮らしの中に自然に溶け込みます。 銅版画を軸とした柔軟な制作姿勢も特徴のひとつ。紙版画や手採色など、多彩な手法を用いることで生まれる、親しみやすさと伸びやかな表情が印象的でした。 森本 凌司 Ryoji Morimoto 刺繍が描く、見えない距離 糸と布、そして写真を素材に制作。写真をプリントした複数の布を縫い合わせることで、単なる物理的な繋がりだけでなく、イメージ同士の距離や関係性を静かに問いかけています。 糸は作品の表と裏を行き来し、一方向からだけでは完結しません。表裏ふたつの面が響き合うことで、展示空間に静かな緊張感を生み出します。 150×150cmの大作《距離の縫合》では、作家自身のいとこ2人をモデルに制作。写真という具体的なイメージと、「縫う」という行為が融合することで、物理的でありながら、どこか感情的なつながりが感じられました。 イギリスでテキスタイルデザインを学び、現在も同地を拠点に活動。刺繍や縫製の要素を取り入れた作品は、見る角度によって印象が変わり、鑑賞者の想像力を刺激します。 toho トホ 暮らしに寄り添う、やさしい陶のかたち 土の持つ素朴さやあたたかさを生かした作品は、生活空間に自然に溶け込んだ守り神のような存在。ユーモアを感じさせるフォルムと、手で成形された時間の積み重ねが、作品ひとつひとつに個性を与えています。 《土雛人形》のような置き型作品に加え、壁に掛けて楽しめる作品も。陶器でできた《土の街》(写真左)、《土のダイヤ》(写真右)は、独特のフォルムが空間のアクセントとなり、静かな存在感を放ちます。 会期にちなんだクリスマス仕様の作品も登場しました。手のひらサイズの愛らしい造形は、季節のしつらえとしても楽しめる佇まいです。 土という素材の特性を生かしながら、日常の風景に寄り添う作品群を展開するtoho氏。作品や制作についてご紹介した特集記事も公開しています。ぜひあわせてご覧ください。 2025.12.13 土とともに歩む陶芸家 tohoLIVING with ART 2025 京都市左京区。永観堂のほど近く、カラフルで楽しい暖簾をくぐると、築100年を超える古民家の中にtohoさんのアトリエがあります。 本名は藤本美歩さん。1969年生まれ、京都市在住の陶芸家です。アーティスト名の「toho(トホ)」は... 続きを読む 今回の「LIVING with ART」では、木彫、銅版画、刺繍アート、陶芸といった、作家の手仕事が色濃く感じられる作品群が揃いました。削り跡や版の揺らぎ、糸や土に込められた時間の積み重ねなどの作家の手の痕跡が、整えられたインテリアに自然な奥行きと物語を添えているように感じられました。 「コンフォートQ」ではアートの取り扱いも行っており、年に2回開催する『LIVING with ART』では、平面から立体まで作品まで、多彩な作品をご覧いただけます。作品の選定や配置についてのコーディネート相談も承っておりますので、ぜひお問い合わせください。 「LIVING with ART」に関する特集記事はこちら 2025.01.20 モダンな空間に合う「和」のアート 2024年11月30日~12月25日の期間、阪急うめだ本店7階「コンフォートQ」人気の恒例企画『LIVING with ART』が開催されました。年に2度開催されるこのイベントは、「アートと暮らす」をテーマに、絵画から掛け軸、立体ま... 続きを読む 2023.12.13 LIVING with ARTアートで壁を飾る6つのヒント 人は人生の中でいったい何枚のアートに巡り合うのでしょう。 人生の転機に運命的な出会いをした絵。海外のアンティークショップで見つけた掘り出しもの。街角のギャラリーで偶然見つけたお気に入りの1枚。 そうやって集めたアートはその時々のあ... 続きを読む 2023.08.01 インテリアとアートが出会うときLIVING with ART - うめだイベントレポート コンフォートQ恒例のアートとインテリアのイベント「Living with Art」。 国内外の現代作家5名の作品が十三ショップとうめだ店に集結しました。 今回は阪急うめだ本店7階コンフォートQで展開したアーティストの作品をご紹介して... 続きを読む and more
2026.01.19
【期間限定】PH 5 ブラック・エディション
静けさの中に、密やかな個性を宿す特別仕様
Louis Poulsen(ルイス・ポールセン)より、PH 5の特別仕様「PH 5 ブラック・エディション」が登場しました。サイズは2種類を展開。本モデルは、2026年2月28日までの期間限定の受注生産となる希少性の高いコレクションです。 -ブラックに宿る、バーガンディの品格とやわらかな光 深みのあるブラックで仕上げられたシェードに対し、ストラット(シェードを支える支柱部分)にはバーガンディカラーを採用。熟成した赤ワインを思わせる、深みのある色合いです。 外側はマットブラック、内側はホワイトという明確なコントラスト構成の中に、ペールブラッシュの *アンチグレアシェードを挟み込むことで、シャープになりすぎない、自然で心地よい光を生み出します。 *アンチグレア(Anti-Glare)…「眩しさを防ぐ・抑える」という意味。 ブラック一色では得られない奥行きが生まれ、点灯時はもちろん、消灯時にもディテールへのこだわりが感じられます。PH 5の完成された機能美に、洗練されたアクセントを加えた特別仕様といえるでしょう。 -PH 5誕生の背景と、変わらない価値 PH 5を生み出したのは、デンマークを代表する建築家・照明デザイナー、ポール・ヘニングセン。1958年当時、白熱電球の形状やサイズがメーカーごとに異なっていたことから、照明器具によって光の質が左右されるという課題がありました。 この問題を解決するためにデザインされたPH 5は、複数のシェードによって光を反射・拡散させ、どのような光源を用いてもグレア(まぶしさ)のない快適な光環境を実現。その完成度の高さは発表から半世紀以上を経た現在でも、照明デザインの歴史において特筆すべき存在です。 冬には温かみのある落ち着いた光を、春夏にはやわらかく奥行きのある光を。季節や時間帯によって表情を変えながら、空間に穏やかなリズムをもたらします。 製品情報 PH 5 ブラック・エディション サイズ:直径500 高さ267(mm) 価格:税込161,700円 同梱電球:E26 LED電球 (白熱電球100W相当) PH 5 ミニ ブラック・エディション サイズ:直径300 高さ163(mm) 価格:税込117,700円 同梱電球:E17 LED電球 (白熱電球60W相当) 特別な期間のみ手に入る「PH 5 ブラック・エディション」。時代を超えて愛されてきた名作に静かな革新を加えた一灯を、ぜひ店頭でご体感ください。 ※本モデルの通常サイズをうめだ店にて展示中。実際の質感や点灯時の光をご覧いただけます。(2026年1月時点の情報です。) 「ルイスポールセン」に関する特集記事 2025.10.02 光と空間の豊かさを体感する「北欧の灯りを学ぶ 2025」イベントレポート 2025年9月19日・20日の2日間、昨年ご好評を博した特別企画「北欧の灯りを学ぶ 2025」を開催しました。 会場は、うめだ本店と初開催となる十三店の両店舗。ルイスポールセンの伊藤氏を迎え、照明の魅力を深めるセミナー・店内ツアー・... 続きを読む 2024.09.28 「北欧の灯りに学ぶ座談会 2024」イベントレポート 2024年9月13日、14日の2日間、コンフォートQうめだ店にて「北欧の灯りに学ぶ座談会」が開催されました。 ルイスポールセン伊藤氏を迎え、セミナー、店内ツアー、座談会の3部構成で行われた当イベントは、照明にまつわる疑問から照明や... 続きを読む 2025.09.13 ルイスポールセン新作照明「Tomoshi(トモシ)」誕生 日本語の「灯し」より着想を得て名付けけられた「Tomoshi(トモシ)」。チューリップ型の伝統的なオイルランタンをモチーフとしたポータブルランプが、ルイスポールセンより登場しました。 デザインを手がけたのは、日本人デザイナー... 続きを読む 2025.01.25 ルイスポールセン人気照明「パンテラポータブル」が新しくなりました! ルイスポールセンの人気照明「Panthella(パンテラ)」。1971年に Verner Panton(ヴァーナー・パントン) によってデザインされました。 パンテラシリーズの中でも特に人気の「パンテラ 160 ポータブル」は、パ... 続きを読む BRANDS(取り扱いブランド) Louis Poulsen / ルイスポールセン 1874年に創業したデンマークの照明メーカー・ルイス ポールセン(Louis Poulsen)は、光として質が高く、シンプルで美しいデザインが特徴です。ルイスポールセンは長年にわたり、単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきまし ブランドページへ
2025.12.30
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2025.12.13
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